ハープ弦の張り方 細い弦(ナイロン・ガット)編
みなさま、こんにちは。

セールス&メンテナンスの大村です。

本日は細い弦(3oct位までのナイロン・ガット)の張り方を確認したいと思います。

弊社でお勧めしている張り方です。

(これ以外にも別の張り方があるみたいです。必ずしもこの方法でないといけないということはありません。)

レバーハープもペダルハープもほぼ共通です。

弦を張る際、レバーハープは半音装置を下げた状態、ペダルハープはペダルを一番上にあげた状態(♭)状態にして下さい。

注意点として特にレバーハープの場合、弦を張るのに夢中になりすぎて、楽器を倒したりしないよう、十分に注意して下さいね。 



弦の張り方 1-1 弦の張り方 1-2
1、弦を響板(ハト目)から下へ共鳴胴に通し、引っ張り出します。
 弦を引っ張り出す際、響板に対して垂直にして下さい。でないと、弦が傷ついて切れやすくなります。


弦の張り方 1-3 弦の張り方 1-5
2、1で引っ張り出した弦の先を約2.5cm折ります。端切れを添えて片手で持ちます。


弦の張り方 1-6
3、使っていない片手で弦の先から約5cm離れたところに輪を作ります。
  輪を作ったら、×印の重なり合いを覚えておいてください。(この場合は弦先の方が上になっています。)


弦の張り方 1-7 弦の張り方 1-8
4、弦の先に、3で作った輪を上からかぶせます。



5、かぶせたら、弦と端切れの中央辺りで止め、3本の指を使って動かないように押さえます。
  そして、空いている片手で強く引っ張りコブを小さくまとめ、結び目を固定します。


弦の張り方 1-10
6、このような状態になるはずです。


弦の張り方 1-11
7、もう一度、弦の先から5cm離れたところに輪を作ります。
  ただし、×印の重なり合いは3で作ったのとは、逆にして下さい。
  (3では弦先の方が上となっいますので、今回は弦先の方を下にします。)


弦の張り方 1-12
8、弦の先に7で作った輪を上からかぶせます。
  かぶせたら、弦と端切れの中央辺りで止め、3本の指を使って動かないように押さえます。
  そして、空いている片手で強く引っ張りコブを小さくまとめ、結び目を固定します。


弦の張り方 1-13
9、これでコブは完成です。


弦の張り方 1-14
10、弦がコブで止まるまで、響板に対して垂直に上へ引っ張ります。
  垂直でないと弦が傷ついて切れやすくなります。
  そして、チューニングピンの穴にも下から上へ通します。
  弦を巻き始める前に半音装置などに通っているか、確認してください。


弦の張り方 1-15
11、弦を巻きます。
  レバーやディスクについている方から見て、左に回せば締まります。
  (写真は低音方向から撮ったものです。)


弦の張り方 1-17
12、弦を巻いてて、写真のように巻きが、どんどん楽器の内側に入っていけばOKです。
  ここでのポイントはステーショナルピンからチューニングピンへの弦の角度です。
  巻き数が多くなると角度が付き、それによって弦がステーショナルピンの溝から外れる場合もあります。
  3〜4巻が理想と言われていますが、周りの弦の角度に上手く合わせて下さい。



弦の張り方 1-16
13、張り終わった後は、何回かチューニングをし、安定してきたら余っている弦を切ります。



いかがでしょうか?

もし、わかりにくいところがございましたら、銀座サロンにご来店して頂ければ、実演して教えさせていただきます。

【2008/08/30 22:48 】 | ハープ弦の張り方
オーケストラでのハープ名曲 その6
みなさま、こんにちは。セールス&メンテナンスの大村です。

オーケストラでのハープ名曲 その6です。

ホルスト作曲、組曲「惑星」から第7曲 海王星です。

ホルスト(1874-1934)はイギリスの作曲家で、「惑星」の他に、吹奏楽で有名な「第1組曲」「第2組曲」などを作曲しました。

組曲「惑星」は1914〜1916年に作曲され、全部で7つの曲から構成され、全体の演奏時間は約45分です。

第4曲 木星のJupiterは2003年、曲の一部分に歌詞をつけ平原綾香さんがCDをリリースされたので、有名ではないでしょうか。

さてハープが重要な役割を果たす、

第7曲 海王星は副題として神秘をもたらすもの、神秘家、神秘の神と訳されています。

なので、神秘的な楽器であるハープにはぴったりかもしれません。詳しくはこちら→ハープ解体新書 vol.01

海王星の演奏時間は約9分で、全てppで演奏され、最後、通常ならば舞台裏にスタンバイしている歌詞のない女性合唱の歌が歌われ、最初から最後まで始終、神秘的です。

曲の中間部でハープ・弦楽器・チェレスタが交代交代に天上の神秘的な雰因気な音楽を奏でるところが、重要な役割です。

おそらく、静かな曲で、乗りで弾けるような感じではないので、弾き手はいつも以上に音の形などに神経を使っているのではないのでしょうか?

こういう曲の時、聴き手も物音一つ立てないように緊張しているはずです。咳やクシャミ、プログラムを落としたりするとホール全体の雰因気が興ざめです。

弾き手、聴き手お互いに緊張している中で素晴らしい音楽が奏でられると、最高の瞬間が味わえると思います。

CDで聴くとコンポの音量を上げないと聞こえないので、ぜひ生で聴くことをお勧めします。生で聴くと、より神秘的な雰因気を味わえますよ。


【2008/08/29 15:01 】 | オーケストラでのハープの名曲
「Salvi社 専任技術者Davide氏によるハープ調整会」のお知らせ
残暑お見舞い申し上げます。

みなさま、いかがおすごしでしょうか?

セールス&メンテナンスの大村です。

10月に開催されます、「Salvi社 専任技術者Davide氏によるハープ調整会」のご案内を

Salviハープ

十字屋のウェブサイトにアップさせて頂きました。

詳しくはをクリックして下さい。

Salvi社 専任技術者Davide氏によるハープ調整会

この調整会、イタリアのSalvi N.S.M社より、専任技術者であるDavide氏をお招きして行われます。
めったにない機会だと思いますので、ぜひお申し込み下さい。

先着順ですので、お早目にお願い致します。
【2008/08/14 16:30 】 | Salvi調整会
オーケストラでのハープ名曲 その5
みなさま、こんにちは。

セールス&メンテナンスの大村です。

本日で5回目、オーケストラでのハープ名曲は、

シベリウス作曲、交響詩「吟遊詩人」作品64です。

シベリウス(1865〜1957)はフィンランドに生まれた作曲家で、
シベリウスの名曲、映画「ダイ・ハード2」の中で流れていた、
交響詩「フィンランディア」で、どこかで必ず耳にされているはずです。

ハープ名曲、交響詩「吟遊詩人」は1913年に作曲された曲で、演奏時間は約7分で、

フル編成のオーケストラ曲ではめずらしく最初から最後まで、
ハープ大活躍の曲目で、ハープ協奏曲かと思えるほどです。

なので、ハープの出来映えが、この曲の出来映えだといえるでしょう。

ぜひ、このようなオーケストラの中でのハープの活躍を、
「透き通るような音色」と「圧倒的な音量」が自慢でオーケストラに最適な、

 Salvi HarpsのAPOLLOで聴いてみたいものです。


アポロ

銀座十字屋ハープ&フルートサロンでは現在、APOLLO(色はナチュラル)を展示しております。
お気軽に試弾しにご来場くださいませ。


【2008/08/10 17:25 】 | オーケストラでのハープの名曲 | コメント(0)
| ホーム |

ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ